玄関という小さいスペースでも、体の動作が大きい場所で、かなりの負担がかかる場所です。
今回も前回に引き続き、玄関の介護リフォームを成功させるための5つのポイントについてご紹介していきます。
1.段差は15cm以内にしよう
玄関の段差は15cm以内にしておくのが理想です、
そうすれば外から家の中へ上がる時に、段差をまたぎやすくなります。
玄関に式台や踏み台を設置する場合も、しっかりと足や杖が台に乗るように十分なスペースを取りましょう。
もし台の幅が狭いと、踏み外してしまったり、簡易な台だとグラついてしまったりする場合もあります。
また車椅子を使用している方や将来的に車椅子を使用するという方は、玄関の全体をスロープにするのではなく、半分をスロープにしてみるのはいかがでしょうか。
そうすればスロープ部分は車椅子の方が使用でき、段差がある部分は介助者やその他の人が利用できるようになります。
2.手すりをつけよう
靴を履いたり脱いだりした後で立ち上がるとき、自力で立ち上がるのは負担が大きいですよね。
その場合、玄関に手すりをつけると立ち上がりはもちろん、屈むときの動作が楽になります。
手すりの位置は、靴を座って履くか、立って履くかで変わってきますので、実際の行動を想定して手すりをつけるようにしましょう。
さらに家の外にも段差があるという場合も手すりを付けておいた方が安心ですよ。
3.床材は滑りにくいものにしよう
玄関の土間部分が雨で濡れてしまうと、当然滑りやすくなります。
そのため床材は濡れても滑りにくいものに変えておきたいですね。
4.腰掛を設置しよう
靴を履くときに屈んだり、靴を脱ぐときに片足立ちになったりする動作は、高齢者や介護者にとって大きな負担になります。
そのため玄関には、身体を安定して預けられるような腰掛を用意するといいでしょう。
腰掛の中でも人気なのが、折りたたみ収納式の壁付けベンチです。
こちらは使用しないときには、場所を取らなくて済むので見栄えもスッキリしますよ。
5.玄関を引き戸にしよう
玄関のドアが開き戸だと、車椅子の方はもちろん、介護者にとって出入りの妨げになります。
そのため、余裕があればドアを引き戸にしておくことをオススメします。
いかがでしたか。
玄関の介護リフォームをする際は是非参考にしてくださいね。

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