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  3. 2023年5月8日

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相続によって得た土地や家屋を壊して残った土地など、活用していない土地を保有していてお困りの方もいらっしゃいますよね。
土地を使用していないのであれば、所有し続けるとデメリットが生まれてしまいます。
本記事では、そのような方へ向けて土地を手放す方法について解説します。

□いらない土地を所有し続けるデメリットとは

*1.固定資産税がかかってしまう

不動産を所有している場合には、使用していなくても固定資産税を払い続ける必要があります。
土地の評価が低いと固定資産税も安くなりますが、それでも土地が広い場合には大きな負担となるでしょう。

さらに、建物が建っていたり農地であったりすると負担軽減の適用を受けられますが、更地の場合は特例も適用されません。

*2.損害賠償のリスクがある

所有している土地のがけ崩れによって損害を生じさせてしまった場合には、損害賠償責任を負う必要があります。
また、所有している空き家が倒壊して通行人をケガさせてしまった場合も同様です。

*3.管理に手間がかかる

土地は定期的に管理しないと草が生えてきます。
放置してしまうとその草は伸び続けてクレームを受けることもあり、市町村によっては雑草の除去が義務となっていることもあります。

□土地を手放したいときの方法を紹介

土地を手放したい方へ、4つの方法を紹介します。

・売却する

最もメリットが大きい方法です。
ただし、立地や形により、売買価格が安くなったり買い手がつかなかったりすることもあります。
「利用していない土地が売却できたらお得だな」という程度で売り出してみるとよいでしょう。

・寄付する

価格がつかず売却できなければ、市町村や国への寄付を検討してみましょう。
ただし、必ず受けつけてくれるわけではないという点に注意しましょう。
公園や避難場所などの使用用途がある土地は受けつけてもらえる可能性がありますが、必要のない土地は受けつけてくれないかもしれません。

・個人へ譲渡する

土地を欲しい人が見つかれば、有償又は無償で譲渡することも可能です。
買い手が見つからない場合には、自分で土地が欲しい人を探してみる方法もあります。

・相続放棄をする
相続などによって不意に土地を手に入れた場合には、相続放棄によって手放すことも可能です。
相続放棄すると、相続資産は国庫に帰属します。

□まとめ

思い入れがある土地であれば、手放す決断をするのは難しいはずです。
しかし、土地は使用していないのであれば管理が大変で、固定資産税の費用も発生してしまいます。
ご紹介した内容を参考にして、土地にあった活用方法について考え直し、適切な選択をしてくださいね。

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